シードフレーズはデータで残すな、いろいろなところに書かれており保管方法がわからない。紙で残すのも心配だし、記憶できるほど短くもない。私もどんな方法があるか悩んでいました。
- スマホやパソコンでのシードフレーズ保管は危険
- 紙でシードフレーズ保管したら燃えたらどうしよう
- パスワード管理アプリはどうだろう
本記事ではシードフレーズの保管方法についての提案記事です。参考になればと思います。

どうしたらいいかわからなんがな
オススメの保管方法
オススメの保管方法は金属性のシードフレーズホルダーになります。紙は燃える、デバイスへ保存はハッキングやウィルスの懸念がある、残るは金属性のツールになります。
金属性のツールのメリットは下記の通りです。
- 腐食や劣化のリスクが低い
- 火災による消失のリスクが低い
- インターネット接続していない為、ハッキング、ウィルスの恐れがない
ここでご説明したい点は金属性のシードフレーズホルダーも完璧ではない点です。物理的な保存の為、ハッキングやウィルスの恐れはないと考えていいですが。どこまで行っても劣化や火災のリスクはつきまといます。
今回は個人向けの資産、NFTを考えたときの一つのオススメになります。保管方法に完璧はありません。もちろん盗難などのリスクもあります。0リスクはないためあくまでも劣化のリスクを低くする対策の一つとして検討してみてはいかがでしょうか。
保管方法5選
今回は金属性のシードフレーズホルダーの紹介になりますが他の方法はないのでしょうか。いくつか考えられるシードフレーズの保管方法についてメリットデメリットについてまとめました。一概に正解はありません。ウォレットに入れている金額や用途、人それぞれ損失の許容度も異なります。
自分の感覚に合った対応法を選択してみてください。
![]() ![]() 紙・メモ | ![]() ![]() 金属板 | ![]() ![]() 画像をパスかけて保存 | ![]() ![]() 分散記憶 | |
---|---|---|---|---|
耐久性 | 低い | 高い | 高い | 記憶に頼る |
セキュリティリスク | 高い | 高い | リスクあり | 高い |
手間・使いやすさ | 手軽 | 手軽 | 手軽 | 面倒 |
コスト | 0円 | 10,000円 | 0円 | 0円 |
私の選択 |
紙・メモによる保存
まず、一般的なのは紙やメモ帳による保存ではないでしょうか。私も最初は迷いながらもメモ帳にシードフレーズを書いていました。スマホなどのWEBにつながる電子機器に記録しておくのは危険です。
ハッキングやウイルスなどによりシードフレーズが盗まれてしまうとウォレット内の資産が抜き取られてしまいます。
紙による保管は劣化や火災による消失のリスクがあります。
金属板による保存
次に紙の消失リスクを軽減するのが金属板による保存です。金属も完璧ではありません。リスク低減の為の1つの手段です。
また、2つ目のメリットとして紛失のリスクを軽減することができる点です。
物理的な大きさと重さがあり、間違って捨ててしまったりなくなったりしてしまうリスクを減らすことができます。
画像にパスかけて保存
続いて画像にパスをかけて保存する方法です。シードフレーズを文字としてスマホなどに保存しておくのはリスクがあります。
文字記憶された情報はパスワードを抽出するソフトなどによりCSV出力することが可能です。特定の数
分散して記憶する


また、シードフレーズは12語の単語の為、分散させて記憶するのも一つの手です。人で分散するのが一番セキュリティーとしては安全です。ただし実際の使い方を考えると現実的ではありませんし、忘れるリスクの方が高いです。
つづいて12語の単語を記憶媒体に分散保存する方法です。媒体同士の同期やインターネット接続がされていないのであれば有効な手段の一つです。ただし、人で分散記憶と同様に忘れなどのリスクがあります。
金属板のシードフレーズホルダー買ってみた


ここで私がオススメするシードフレーズホルダーを紹介します。対策として完璧ではありませんが、紙での保管よりは安心感があります。
金属製シードフレーズホルダーとはどんなもの?




金属製シードフレーズホルダーの構造
金属製シードフレーズホルダーは4枚の金属が重なってできています。今回紹介するKEYSTONEはシードフレーズは2セット分収納することができ、カード形状になっています。




最初は回転が渋く動かしづらかったです。すり合わせはネジの締め具合で調整することができます。


金属製シードフレーズホルダー使い方
使い方はシンプルです。金属板の間に文字が刻まれた薄い金属板のチップをいれます。
まずは付属のミニドライバーを使いビスを外します。


ビスを外すとさらに金属板がスライドします。


金属製のチップを取り出します。
手で簡単に外せてバリの部分もホルダー内に隠れるので特にキレイにする必要はありません。


取り外した金属チップをホルダーにはめていきます。


金属チップをはめるとピッタリ収まります。これを繰り返しホルダーの中に金属チップを入れていきましょう。


いくつか単語を入れてみるとこんなイメージになります。1区間に4つの文字まで入れることができます。そこまでみ


最後に万が一第三者がシードフレーズを盗み見していないかを知る為に封印シールを貼ります。



剥がしたら文字が残るあれですシールです


金属チップを外して入れる行為が少し面倒ですが、何度もすることでもないのでセットしていきましょう。
シードフレーズトラブル事例
シードフレーズ関係の実際のトラブル事例を紹介します。トラブルの事例を知ることで対策が打てます。また、NFTのトラブルは一般的ではありません。
実際の事例を理解しましょう。
- Twitter等のDMでシードフレーズを聞かれる
- エアドロップ(NFTプレゼント等)を装ってシードフレーズを聞かれる
- シードフレーズを忘れる
Twitter等のDMでシードフレーズを聞かれる
まずは、DMでシードフレーズを聞かれるパターンです。そんなことあるか、と思いますが実際によくあるパターンで色々な手法を使ってシードフレーズを聞き出そうとします。
シードフレーズを盗まれた場合は一度資金を抜かれると取り戻すことはできないと思って間違いないでしょう。
エアドロップ(NFTプレゼント等)を装ってシードフレーズを聞かれる
見覚えがないDMは詐欺と思って問題ないです。ディスコード、TwitterでいきなりDMが来ることはありません。またWL(ホワイトリスト、優先購入券)が当たりました、あなたに特別に安く売ります、等は詐欺と思っていいでしょう。
シードフレーズを忘れる
まさかとは思いますが、一番よく聞くのは忘れる、無くす事例です。誰しもパスワードを忘れたりしたことはあると思います。絶対にやってはいけないミスのNO.1です。
ウォレットはシードフレーズがわからなくなってしまうと再度利用することはできません。盗まれた訳ではないけど使えないセルフGOX(仮想通貨などを自ら使えなくすること)を避けましょう。
まとめ
本記事ではシードフレーズの保管方法オススメについて紹介しました。私は現在金属のシードフレーズホルダーを使用していますが、完璧ではありません。火災に対して紙よりは強いでしょうが、長時間の火事には耐えられないでしょう。
パスワードや暗号の管理については完璧なものは存在しないです。WEBと現実世界のものとうまく融合させて、自分の使用環境や性格に合わせて管理方法を考えましょう。
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